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こんにちは!町田です。
今日はちょっと長いよ。
心して読んでね!
「カールユングはスイスのチューリッヒ湖畔の
静かな高級住宅に瀟洒な家を持って、家族とともに
そこで裕福な生活を送っていた。しかし彼は深い思索に
耽るための、一人きりになれる場所を必要としていた。
それで湖の端っこの方にあるボーリンゲンという辺鄙な場所に、
湖に面したささやかな土地をみつけ、そこに小さな家屋を建てた。
別荘というほど立派なものじゃない。自分で石をひとつひとつ積んで、
丸くて天井が高い住居を築いた。すぐ近くにある石切場から
切り出された石だ。当時スイスでは石を積むためには石切工の資格が
必要だったので、ユングはわざわざその資格を取った。
組合にも入った。その家屋を建てることは、それも自分の手で
築くことは、彼にとってそれくらい重要な意味をもっていたんだ。
母親が亡くなったことも、彼がその家屋を造るひとつの大きな
要因になった」
「その建物は(塔)と呼ばれた。彼はアフリカを旅行したときに
目にした部落の小屋に似せて、それをデザインしたんだ。
ひとつも仕切りのない空間に生活の全てが収まるようにした。
とても簡素な住居だ。それだけで生きていくには十分だと彼は考えた。
電気もガスも水道もなし。水は近くの山から引いた。しかしあとになって
判明したことだが、それはあくまでひとつの元型に過ぎなかった。
やがて(塔)は必要に応じて仕切られ、分割され、二階がつくられ、
その後いくつかの棟が付け足された。壁に彼は自らの手で絵を描いた。
それはそのまま個人の意識の分割と、展開を示唆していた。
その家屋はいわば立体的な曼荼羅とした機能したわけだ。その家屋が
いちおうの完成を見るまでに約12年を要した。ユング研究者にとっては
きわめて興味深い建物だ」
「その家はまだ今でもチューリッヒ湖畔に建っている。ユングの子孫に
よって管理されているが、残念ながら一般には公開されていないから、
内部を目にすることはできない。話によればそのオリジナルの(塔)の
入り口には、ユング自身の手によって文字を刻まれた石が、今でも
はめ込まれているということだ。
『冷たくても、冷たくなくても、神はここにいる』、それがその石に
ユングが自ら刻んだ言葉だ」
なかなかの長文でしょ、気温も手伝って汗だくですよ。
でも、ひとつひとつの文字を打ち込みながら、深く理解できた
気がします。ロゴに添えた文章など、一貫したものを
自分は感じているので少しずつ表現していきたいと思います。
楽しみにしていて下さいね〜!
鈴木様、ありがとうございます!
インスタフォロー、ありがとう!
上坂様、ありがとうございます!
身体に気をつけてね!
大石様、ありがとうございます!
また面白い映画教えてください!
大城様、ありがとうございます!
お店気にいってくれて嬉しいですよ〜!